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青海の竹のからかい
https://w3id.org/ifcp/138
詳細情報
Type
http://www.cidoc-crm.org/cidoc-crm/E1_CRM_Entity
名称
青海の竹のからかい
おうみのたけのからかい
詳細
青海の竹のからかいは、この地域の小正月行事の総称である。 行事の準備は、年末に行うタケミ(竹見)に始まり、翌年1月7日に正月に使用した門松集め(松取り)、同10日以降に行う竹伐りなどがある。いずれも町内を二分して、門松集めは子どもたちの役割で、その他の諸準備は若者衆が主体となって行う。 行事当日、まずは東西各ジンヤ(陣屋:決まりの行事宿)前の路上にカザリタケ(飾り竹)を立てる。これは、長さ約10㍍の葉付きの青竹にオンベロ(八幡幣)、扇、注連縄、御神酒、樽等を取り付けて飾ったものである。 そして昼過ぎになると、イサミタケ(イサメタケ)と称して、東西から各々若者衆が青竹を担いで東西の境界とされる路上地点近くで向かい合い、青竹を立てて気勢をあげ、互いに相手方に悪口をとばしからかい合う。 このような状態を数回繰り返した後、頃合いを見計らって、東西の若者衆がジンヤに用意しておいたアワセダケ(合せ竹)を担いできて、先程の路上地点で対峙し、担いできたアワセダケの根の方を相手方へ差し出し、2本の竹が交錯したところを抱きかかえるようにして引き合う。引き合いは、場所を変えることなく3度繰り返し、相手を自分の陣地に引き込んだ方がその年、豊年・豊漁が約束されると伝えられている。 その後、アワセダケ等を担いで東西に分かれて近くの磯浜に出て、各々の地区の若者衆頭の指図にしたがい、山と積まれた門松にイサミタケ・アワセダケなどをとりまとめてから点火する。これをサギチョウヤキと称する。燃えさかる間、一同は手を叩き「チョウチョウサギノチョウ」の唄を繰り返して囃したてる。 この行事は、歳神の来臨を仰ぎ、その神前において豊作・豊漁の年占を行うとともに、火祭りを通じて新年の再生を願う等、民衆の抱く心意気が顕著に現われている。特に、アワセダケを引き合うことは、この地方だけにみられる特色であり、年齢に応じた行事の役割分担のあり方などとも相まって、我が国民の生活文化の特色を示す正月行事の典型例の1つとして重要である。
公開日
通例公開日
毎年1月15日
詳細
現1月開催
URL
http://www.itoigawa-base.com/viewspot/culture_02_01.html
重要無形民俗文化財指定情報
https://w3id.org/ifcp/138/register
発祥
Type
http://www.cidoc-crm.org/cidoc-crm/E5_Event
発祥記述
URL
https://w3id.org/ifcp/
日付
記入者
発祥時期
発祥地
名称
URL
https://w3id.org/ifcp/
カテゴリー
https://w3id.org/ifcp/category/p5
https://w3id.org/ifcp/category/practice
被参照情報
開催情報
https://w3id.org/ifcp/138/held/2018/
https://w3id.org/ifcp/138/held/2019/